なぜタスクをすべて書き出すと失敗するのか?
タスク管理において、気になることをすべて書き出して細分化するアプローチは広く支持されていますが、もはやあまり有効とは思えません。実際に取り組んでみると、うまく実行できないどころか、より多くの混沌をもたらすことすらあります。肥大化し、管理不能になったタスクリストのメンテナンスに右往左往することになるためです。
タスク管理において、気になることをすべて書き出して細分化するアプローチは広く支持されていますが、もはやあまり有効とは思えません。実際に取り組んでみると、うまく実行できないどころか、より多くの混沌をもたらすことすらあります。肥大化し、管理不能になったタスクリストのメンテナンスに右往左往することになるためです。
「エンジニアのための時間管理術」(オライリージャパン)には、「タスクシュートを使っていない、手書きのタスクシュートによく似たりスト」が掲載されています。このようにリストを作成すると、そのリストは自然と「1日単位」におさまるでしょう。「ここにあるタスクは今日やるタスク」という意味にとりあえずなる、と思うのです。
TaskChute Cloudはタスクシュートを実践するためのツールです。では「タスクシュート」とはなんでしょうか。今回はタスクシュートの基本となる考え方を、「プラン」「ログ」「ルーチン」を軸に、なるべく簡単に3分で分かるレベルに噛み砕いて説明します。
タスクシュートは計画表ではありません。「タスクシュート」は事前に立てた計画を粛々と実行していくのではなく、その先のことはまたその時に検討し直す必要があります。
次に手をつけるべきことリスト、つまり「ネクストアクション」は頻繁に入れ替わります。刻一刻と変わっていく状況に対応するため、ネクストアクションをリスト化して満足してはいけません。むしろフロー情報として扱うべきです。TaskChute Cloudのようにタイムラインとしてネクストアクションを管理できるとベストです。
これまで様々なタスク管理メソッドに触れて実践してきたわけですが、中でも最も効果のあった教訓のうちの1つは 「予定どおりこそ一番やる気が出る」 ということです。やる気があるから予定どおり進むのではなく、予定どおりだからやる気が出るのです。そのためにTaskChute Cloudは大きな効果をあげるでしょう。
今日のタスクリスト作成にあたって、午前中にどのような仕事をどれだけ入れて、午後にどのような仕事をどれだけ入れるのが良いのでしょうか。私がいつも念頭に置いているのは「午後はウィニングラン」です。午後を過度に期待せず、午前中に全力を投入しましょう。
GTDはネクストアクションの実行タイミングをコンテキスト(文脈)によって管理します。一方、タスクシュートは実行順、いわばシーケンスによってタスクを管理します。こうすることで主体的にタスクの実行を進めながら、常に目の前のタスクに没頭できる環境を作れます。
いまや仕事の完了は非常に曖昧な概念となりました。1つのタスクを完了したら、1つ以上のタスクが新たに生まれるのが常です。プロジェクトの完了は、次なるプロジェクトのスタートとなります。このような状況下では、すべてのタスクを終わらせることはできません。処理するタスクに区切りを設けて、成果を形にしていくことが重要です。
今回はNotionとTaskChute Cloudをどう使い分けるのか、なぜこの2つは相性が良いのかについてお話します。私自身、現在ほとんどこの2つのツールだけですべての仕事を管理できています。端的に説明するなれば「整理フェーズでNotionを使い、実行フェーズでTaskChute Cloudを使う形」です。
タスク管理やタスクシュートをなぜ広めたいのか。人々に何を伝えたいのかをまとめます。これは次の4つに集約されます。「重要なことを見極める」「集中力を取り戻す」「習慣化して積み重ねる」「結果、偉大な仕事を成す」。タスクシュートはこのような幸福を醸成するために役立つでしょう。
タスクシュート時間術では「ルーチン」が効果的な時間管理の鍵を握っています。ルーチンが最適に構成されていれば驚くほど効率的かつ効果的に一日を過ごすことができます。TaskChute Cloudの習慣トラッカー機能はルーチン化されたタスクがどのくらい予定通りに実行されているかを可視化できます。
タスクシュート時間術では「今日やることを実行順に並べる」ことが求められます。このクローズリストはいつ、どのタイミングで最適化すればよいのでしょうか。1つの回答は「前日」です。前日のうちにタスクリストを現実的なものにしておくことで、1日をスムーズに走り出せるようになります。
タスクシュート時間術を実践するうえで「前日以前に未実行タスクを残さないルール」はスムーズな運用を促します。これを徹底することでタスクのやり忘れや先送りの防止を促進してくれるでしょう。これはTaskChute Cloudの習慣トラッカーの運用においても重要です。
タスクシュート時間術ではタスク実行後にコメントを入力できます。実行したタスクごとにコメントを残しておくことで、ルーチンを最適化したり、習慣を継続するうえで役立ちます。とりわけ感情の記憶は残りづらいので、心地良さや不安感などをコメントとして残しておくとよいです。
TaskChute Cloudに実験的な新機能としてタスク完了時に効果音が流れる機能を実装しました。なぜなら、報酬は習慣化する上で欠かせない要素だからです。そして、五感の刺激は時に強力な報酬になります。効果音は少ない労力で簡単に報酬を強めてくれるのです。
TaskChute Cloudには「タスク完了時に次のタスクを自動開始する機能」があります。日々の今日やることリストを実行順に並び替えるところまで作り込んでいる上級者を対象とした機能です。
マーク・フォスター氏の「仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則・完全版」(原題:Do It Tomorrow)を手に取りました。タスクシュート時間術、TaskChute Cloud、マニャーナの法則の組み合わせは素晴らしく、時間管理・タスク管理のレベルを完全に別のレベルに引き上げてくれると確信しました。
私のタスクシュート1日目はタスク数2個でした。ツールはEvernoteのテーブルを使ったもので、極めてシンプルなタスクリストでした。最重要なタスクだけを管理する徹底的なスモールスタートで始めて、9年かけて徐々にタスクシュートの厳密な運用へとシフトしていったのでした。
TaskChute Cloudのタスクをキーボードだけで操作できるようになるショートカット集を紹介します。これを使えば、タスクを次々に実行していく操作をキーボード操作だけで完結できるようになります。
TaskChute Cloudを使ったタスクシュート時間術の実践において「そのような時間管理はストイックすぎるし、窮屈ではないのか?」と質問されます。これはむしろ逆なのです。ゆっくり過ごそうとするより、いま目の前のことに100%没頭していていいと感じられるTaskChute Cloudこそ、解放感を与えてくれるのです。
TaskChute Cloudはクローズ・リストとして使って、TodoistやToodledoやClickUpをオープン・リストとして使うと語られることがありますが、TaskChute Cloudはクローズ・リストとしてだけでなく、オープン・リストとしても使えるように開発されています。今日のタスクリストをクローズ・リスト、明日のタスクリストをオープン・リストにする形です。
TaskChute Cloudではタスクの実行ログをEvernoteへ自動でエクスポートする新機能があります。一度設定すれば毎日自動でログをEvernoteに保存していってくれますので、Evernoteでデータを一元管理したいときやログのバックアップ目的として活用できます。
TaskChute Cloudでは今日の終業予定時間を指定できます(1日の全タスクが終わる時間ではなく)。24時間ログは取りたいけど、終了予定時間は定時の時間を基準にして表示してほしいというニーズを満たすことができます。
TaskChute Cloudでは日付変更時間を設定できます。日付変更時間を”どんなに遅くてもこの時間までには寝る時間”に設定しておけば、生活リズムが崩れてより一層タスクシュートしづらい日でもストレスなく対応できるようになります。
TaskChute Cloudのスマホアプリでは「編集」ボタンを使ってタスクを並び替えることができます。この記事ではタスクの順序を入れ替える手順を画像付きで紹介しています。
TaskChute Cloudでは複数タスクを一括で追加することが簡単にできます。タスク追加欄で「Shift+Enterキー」を使えば、行ごとに新規タスクを追加します。
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