このページでは、中級者向けに「TaskChute Cloudをさらに活用していくためにどうすればいいか」をまとめました。
初級編はこちらの記事をご覧ください。
結論からいうと、中級編のポイントは「TaskChute Cloudベースでいこう」です。
目次
1. 自動生成された計画を微調整しよう(Plan)
初級編では「今日予定している”特に重要な”タスクを登録してみましょう」とお伝えしました。
TaskChute Cloudを使い続け、Doを積み重ね、ルーチンをどんどん作っていくと、自然とPlanはできている状態になります。
計画を立てるとはいえ、これまでの積み重ねをもとに、今日の差分を反映していくだけです。
この段階で、あらゆるタスク(仕事系のタスク + 生活系のタスク)がTaskChute Cloudに反映されているとベストです。(反映されていない場合は、初級編をぐるぐる繰り返すことで、自然とこの状態に近づきます)
あらゆるタスクが反映されているメリットは、終了予定時刻が明らかになることです。
もちろん、それぞれのタスクに見積時間を入れるのを忘れずに。
2. TaskChute Cloudベースで一日を過ごそう(Do)
計画の微調整が終わったら、TaskChute Cloudベースで一日を過ごしていきます。
TaskChute Cloudベースとは、以下のような、TaskChute Cloud「に」、自分の行動「を」合わせにいく姿勢のことを指します。
- TaskChute Cloudのタスクをスタートしてから、実際に行動を起こす
- 行動が終わったら、TaskChute Cloudのタスクをストップする
- 次のタスクをスタートしてから、実際に行動を起こす
- (繰り返し)
これが”TaskChute Cloudベース”です。
また、先ほど「あらゆるタスクをTaskChute Cloudに反映しよう」と述べましたが、これは「スキマ時間を空けない」使い方を表しています。
以下の画像が”スキマ時間が空いていない”の例です。
この画像では、開始時刻と終了時刻がすべて連動し、スキマが空いていないことが分かるかと思います。(例:14:19終了 → 14:19開始 / 14:52終了 → 14:52開始 / 15:01終了 → 15:01開始)
このような使い方が非常に重要です。
なぜなら、スキマ時間が空いていないことで、シングルタスクが実現されるからです。
シングルタスクが実現されれば、”実行中のタスクへの集中力”が格段に高まります。
ただし、計画段階でトイレや休憩の回数を正確に予測するのは困難なので、それらは都度入力するといいでしょう。
上記画像の赤枠のように、休憩したら「休憩タスク」とその場で入力するイメージです。
そうしてTaskChute Cloudと実際の行動がマッチしてきたら、おそらくタスクへの集中力が高まっていることを実感できるはずです。
個人的にTaskChute Cloudベースとは、TaskChute Cloudに今日一日の自分の操縦方法が記載されており、自分はそのとおり操縦される、というイメージを持っています。
これによって、良い意味で自分の行動を制御しやすくなります。
ここで、Planフェーズで一日全体を設計したことが効いてきます。
最初に一日全体を設計することで、「次に何をすべきか」に迷わなくなり、“実行中のタスクへの集中力”の高まりを存分に享受できるようになるからです。
(逆に、その場その場で「次に何をしようか……」と考えていたら、どんどん脱線が増えてしまうことは想像に難くないと思います)
3. ルーチンを最適化していこう(Cheak & Action)
TaskChute Cloudベースで行動していると、初級編のときよりも多くの「Doの実績」が残ると思います。
Doを積み重ねることで、自然とPlanができていくのがタスクシュート時間術です。
ここでは前日のタスクリストを眺めながら、ルーチンを最適化していきましょう。
ルーチンを最適化するときは、以下の視点を参考にしてみてください。
- 実行したタスク(ルーチン)に対して、良かったか悪かったか
- 見積時間と比べて、時間がかかったかどうか
- 計画していたことが、きちんと終えられたか
- タスクを実行する順番が、良かったか悪かったか
こうした毎日の少しの改善が、後の大きな改善につながっていきます。
一日全体を設計しよう
まとめです。
- 自動生成された計画を微調整しよう(Plan)
- TaskChute Cloudベースで一日を過ごそう(Do)
- ルーチンを最適化していこう(Cheak & Action)
あらためて、中級編の肝は「TaskChute Cloudベースでいこう」でした。
初級編からの再掲になりますが、TaskChute Cloudベースを実践できるようになると、以下のタスクシュートの恩恵を得ることができます。
一朝一夕で成せることではありませんが、毎日ちょっとずつでもコツコツと改善を積み重ねることによって、きっと1年後には「気づけば遠くまで来ていた」状態になるはずです。